CASE5:コンプライアンスeラーニングコンテンツ作成
対象
課題
支援概要
まず、eラーニングの位置づけは、「成績を測定したり合否を判定したりするための『テスト』ではなく、行動規範への関心や理解を深めるための『教育支援ツール』」であることを確認・合意しました。
そのうえで、打ち合わせを重ねながら、事務局の問題意識やE社の仕事の進め方、社風、言葉遣い、これまでに起きたヒヤリハットなどを詳細に確認し、E社の全社員が取り組むのに最適なオリジナル三択問題(設問、選択肢、回答、解説のセット)を作りこんでいきました。その際、状況設定にE社の具体的な部署名や製品名を採用することで「自分の職場で起きそう、判断に悩みそう」と実感できる生々しいシチュエーションを作り出すなど、受講者がeラーニングを少しでも身近に感じられるような、様々な配慮や遊び心を盛り込みました。
初期原稿が出来上がった後も、E社の各部署を巻き込み、各部署と何度も調整を繰り返すことで、完成度を高め、最終的に、関係者の納得感が高く、密度の濃い、オリジナルの「eラーニングコンテンツ」に仕上げることができました。
コンテンツ作成の過程で、E社内部でそれまであまり接触がなかった部署同士のコミュニケーションが頻繁に生じたことなどから、社内が活性化して風通しがよくなる、相互理解や一体感が高まる、といった副産物も生じました。さらに、行動規範自体の要改善箇所も自ずと浮かび上がってきました。