CASE1:コンプライアンス体制の構築
対象
素材メーカー A社/上場企業
課題
素材メーカーA社では、環境や品質に関わる問題が続けて生じました。その反省から、コンプライアンスを日常の事業活動に定着させるための取組みを行うことになりました。
支援概要
(1)全社的なリスクの洗い出し・評価
まず、全社のあらゆるリスクを洗い出し、それらを発生頻度と損失の大きさの観点から定量的に評価し、一覧表示しました。これにより、A社を取り巻く様々なリスクの数や分布、各リスクの重要性や緊急性などが、文字通り「一目瞭然」となりました。
(2)コンプライアンス小冊子の作成
洗い出されたリスクを基に、A社にとって特に重要なコンプライアンス上のテーマを抽出し、これらに対する会社の考え方や指針を、わ かりやすいQ&A形式の「コンプライアンス小冊子」としてまとめました。この小冊子を、A社およびグループ会社の全役員・社員に配布しました。
(3)社内講師向け説明会
コンプライアンス小冊子を用いて、各職場で管理職が社内講師として一般社員を指導する社内研修を実施。それに先立ち、社内講師(約150人)向けの説明会を開催し、社内研修における留意点、各テーマに関する考え方などを解説しました。